ゲイオーエルインフィニティー

都内で会社員(OL)として働く30代ゲイの日常をつづります。

叶わない恋から残ったもの

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ノンケ(=ストレート)の男の子を好きになった、なりそうになったことって、ゲイの人なら一度はあるんじゃないかと思います。


私は高校生の頃、同じ学校の子に熱烈に恋してました。

寝ても覚めても頭は彼のことばっかり。

テストで赤点とって、補習の時間中でも彼のことばっかり。

でも男同士だから好きだなんて言えない。

気持ち悪いと思われたくない。

怖い。


この切ない気持ち、これが恋か。

なんてつらいんだ、恋は。

と、悲劇のヒロインのような気持ちで学園生活を送っておりました。


そんな中、当時は自分がゲイであることをまだ誰にも言っていなかったのですが、バイト先の女の子と、話の流れで恋愛の話になったことがあって。

色んな部分を曖昧にぼかしながらも、好きな子はいるが、相手に好きって言えない関係なんだと伝えたら、

「それ、生涯の恋人だね!」と言われた。


生涯の恋人?


何それ?


「ドリカムの吉田美和のソロ曲だよ。叶わなかった恋の相手を想い続ける曲」

 

「生涯の恋人」

この曲を知ってる人ってたくさんいますが、知らない人も意外にたくさんいます。


“静かに 静かに 積まれていく 生涯の恋”


切なくも優しい、大人の愛の歌。


私の片思いはこんな上品で控えめなものではありませんでしたが…

 

バイト先の子に教えてもらってから、今でも時々この曲と、この曲が入っているアルバム「beauty and harmony」を聴いてます。

他のアルバム収録曲も素晴らしく、数年後にリリースされた「beauty and harmony2」もとっても良いです。

(動画リンクを貼りたかったのですが、古い曲なので、良いものがありませんでした。)

 

最終的に、好きだったその子に告白しましたが、やっぱり?残念ながら、成就はしませんでした。

でもこの曲と同じで、好きだった人って、ずっと好きなんですよね。


この曲の最後みたいに、その子が人生をともに行く人と幸せでありますように、とは思えないけど、時々元気にしてるかなぁと思いだしたりはします。

 

あの頃感じた色んな切なさとかつらさが、少しでも今の糧になってるといいんだけど。

1つあるとすればこの経験が、もうノンケに恋しないための、巨大な鋼鉄のストッパーになってるかもしれませんね。

この頑丈なストッパーが、魅力的なノンケ男子たちからいつも私を守ってくれています。