初デートは這ってでも
「タナカさん、顔色悪いけど大丈夫ですか?」
「体調悪そうですね…」
なんて会社で言われて。
そーなのよ。風邪が悪化してしまって。
無理しないでって言われても。
そーもいかないのよ。
今日はデートなのだから。
あー失敗したなー。
今日くらいには体調が良くなるように期待してたのに。
なんか予定の変更ってお願いしづらくて。
バカだよねぇ。
以前飲み会で知り合った人とごはんを食べに、今日は普段いかないような都心部へ。
早く着いちゃって、時間をつぶすためにブラブラ。
しんどいからとにかく座りたい…。
ビジネス街のそばって、スーツじゃない人でもカッチリ、みんな洗練されてて、ちょっと自分が恥ずかしくなる。
初デートって普通はウキウキするものなのかもしれないけど、私は全然。
恋愛負け組の人間にとっては、今までの経験から来る悲しい予感と、これが最後であって欲しい、うまく行って欲しいっていう祈りみたいなものが混ざった、あんまり気持ち良くないものなんです。
喫茶店で時間をつぶしてたら、待ち合わせまで後30分─。
狭いトイレの鏡で自分の顔を覗いてみる。
髪は─まぁいつも通り。
ほっぺたにできた吹き出物、完全には治らなかったなー。嫌だなぁ。あんまり左顔見せたくないな。
鼻をしっかりかみ、ロキソニンを飲む。
香水をちょっとだけ付けた。
そろそろ待ち合わせ場所の近くに行こうかな、と思った頃、向こうからラインが来た。
「少し早く着いたから、近くの●●ビルに入ってます」
急ごう。自分もちゃんと早く来てるってアピールしたい。
うまくいくかは別として、今日を楽しめますように─
飲んで飲まれて笑ってたいの
ゲイバーって一般的にどんなイメージなんだろう。
派手?うるさい?オネエ?
私は新宿2丁目にはあんまり行かないんですが、地元にあるゲイバーに行ったりします。
ギラついてたり、ザ・水商売!って感じの雰囲気は全くなくて、気楽な居酒屋といった感じでしょうか。
お客さんは常連さんがメイン。
年齢層は30代~50代くらいかな?
新しい出会い、特に恋愛につながりそうなのなんて滅多にないんですが、私は全然それでいいんです。
朝から晩までノンケに囲まれて働いてると、ゲイの人がいる空間に浸って毒を抜く、みたいな時間が自分には必要で。
仕事帰りにフラッと寄って、店員さんやお客さんとくだらない話をする。それだけなんだけど、ホッとするような楽しい時間です。
逆に翌日が休みの日や週末なら、地獄のような、場末な感じのお店に行ってみるのもとっても楽しい。
みんながギャーギャー好き勝手なこと言ってるだけのカオスな時間。
ブスとかヤリマンなんて言葉が飛び交う中、ケタケタ笑って飲んでる時間、本当に幸せです。
合コンとかなら気取って飲むのも良いのだけれど、普段はお腹かかえて大笑いしてたいなぁ。
合コン後のギザギザハートに
合コンやお見合いパーティ、本命とのリアル。
どれも楽しみですよね。ドキドキしますよね。
着ていく服を厳選したり、髪を切ったり。事前準備にも力が入ります。
前日とかには、もう恋人のいる生活を妄想しちゃってたりします。
宝クジみたいですよね。
でも、その合コンやリアルがうまく行かなかった時の心のケアはどうでしょう。
やけ酒・暴飲暴食に走ったり、静かに落ち込んだり…そんなことを繰り返して、心は焼け野原。
家に1人帰ってくると、とても寂しい。
だからそんな時のために、何らかの"楽しみ"を用意しておくことが大事だと思うんです。
できたらいくつも。
例えば。
やらないでおいたゲームを始めたり、買い溜めたマンガを読んだり。
ちょっと高いおかしやジュースを用意しておいたり。
翌日に友達との遊ぶ約束や小旅行をセッティングしとくのも良いかも。
それかそこまでいかなくても、帰ってきて気持ちよくベッドにジャンプできるよう、シーツや布団カバーを洗いたてに、フレッシュにしておくのとかも良いと思います。
なんかほんとにOLみたい…
もちろん、イケメンに出会えて意気投合し、一緒に帰ることになり、結ばれてめでたしめでたし。そうなったら最高ですが、そんなことはそうそうありません。心構え的に、ないと思っておいた方がいい。
それに、もし運良くうまくいっても、別れたらまた振り出しに戻っちゃうわけです。
良くないのは、うまくいかなかったのを引きずって、出会いたいのに、出会いの間隔を空けてしまうこと。
もしうまくいかなくても、卑屈にならず、諦めず、自分をメンテナンスして、次の出会いに気楽に備えましょう。
余裕がある風にしてた方がモテますし。
(ほんとは全く余裕がなくても!)
まぁパパッと切り替えできる方はこんな話関係ないと思うんですが、私自身過去に自信を無くしちゃったり、諦めかけたりしちゃったことが何度もあったので。
自分自身への提案の意味も含めて書いてみました。
今年も後半。素敵なクリスマス、年越しを目指してぼちぼちがんばりましょう─。
Magic Stick!!!!!!!!!!
初めてのセックスのドキドキって、どうしてすぐどこかに飛んでいってしまうんだろう。
カップルは付き合いが長くなってくると、だんだんセックスの頻度が落ちてくる。そして最初の頃のように相手の体にも魅力を感じなくなる。なんてよく言われますが、セフレなんかでもきっと同じことですよね。
私の場合、同じ相手とのセックスがある一定回数を超えると、相手の"アレ"が手の指と変わらなく思えてしまうんです。
11本目の指、とでも言いましょうか。
触っても、口に含んでも、口に指を入れている、舐めているだけのような感覚。
それに対してエロティシズムを感じたり、焦がれたりする感じがもうないんです。
もはや作業のようになって、特別感がありません。
特別感と言えば、Lil' Kim(リルキム)というアメリカのベテラン女性ラッパーの作品に、「Magic Stick(マジックスティック)」という曲があります。
この"マジックスティック"は男性の"アレ"を指していて、"アレ"のことを"魔法の棒"と言ってるんですねぇ。なんとまぁ。
確かに初めてのご対面の時は、チュッパチャプスの30分ならぬ、300時間でも握っていたい気持ちになるものです。
それなのに。。
一度指になってしまった"アレ"を"マジックスティック"に変えるにはどうしたらいいんでしょう?
プレイの内容を変えても、"アレ"は"アレ"のままだし…。
まだ私には時間の間隔を空けて、少しでも新鮮さを取り戻す、くらいしか対策が思いつきません。
それをかけただけで、"マジックスティック"に生まれ変わる、マジカルなふりかけやソースがあったらいいのになぁ。
人生のステージ
私は顔が童顔なのか、
人から若く見られることが多いです。
多分相手は良い意味で言ってくれてると思うので、いつも笑顔でリアクションするんですが、内心喜べてはいません。
若く見えると言われると、自分が年齢に追いついてないこと、成長できてないことを指摘されたような気になってしまうんです。
昔、自分と顔がそっくりな父親が、人から若く見えると言われたことを喜んでいるのを聞いて、いまいましい気持ちになったものです。
「それはあんたが精神的に成熟できていないからだよ」と。
過去に同じ時間を共有した友達が、変わって行く姿を見て、最近はなおさらそう感じます。
夢を見つける人。
夢を叶えていく人。
結婚する人。
子供を育てる人。
みんな次のステージに進んで行く中で、自分は同じ場所から動けていないように感じる。
何も考えず、ぼーっと生きてきたら、ただ年だけを取ってしまった。
生きていく上で目的がなきゃいけないなんて思いません。もし、いつかそれが見つかったらラッキー!くらいに、以前は考えていました。
でも、今はすごく、とにかく前に進みたい、変わりたいなぁと強く思います。
だから最近は、小さな習慣作りから自分を変えていけるように、良くしていけるように、工夫をしています。
そのことについてはまた書きますね。
あ、「若く見える」は嬉しくないけど、
「イケメン」て言われたら嬉しいよ!言われないけど!!
さて。また明日から月曜日。
ぼちぼちがんばっていきましょう。
素顔を見せずに
今日はがっつり残業か?
と思っていた仕事があっさり終わり、
早く帰れることに…。
拍子抜けした気分。
よーし、それなら発展場に行こう!
ということで、発展場のイベント情報をリサーチ。
都内にはいくつも発展場がありますが、それぞれ生き残りをかけて、差別化するために店舗自体のコンセプトに加えて色々なイベントを連日やっています。
だから事前に調べておかないと、思いがけず痛い目をみたりするのです。
例えば20代限定の日なんてのがあったら、30代の私は店に入れすらしないわけです。
今日のイベントを調べてみると、行きたいところは"覆面デー"のところばっかり…。
あーあ、また今度にしよう、と諦めたのでした。
"覆面デー"というのはその名の通り、覆面がドレスコード。
覆面の種類は店舗によりますが、泥棒みたいなのとか、プロレスラーみたいなのとか、色々あります。
大人の男性達が一箇所に集まって、パンイチ+覆面でウロウロしてるって、よく考えたら相当滑稽な絵面ですよね。
でも、人気らしいんです、覆面デー。
なぜなんだろう。
理由を考えてみました。
●相手の顔がわからないのが興奮する
●マスクマンに興奮する
●彼氏や友達にバレたくない
●非日常なシチュエーションを楽しみたい
●自分の顔に自信がない
…こんなところかな?
私なんかは、相手の顔が見えないと嫌だなぁと思うし、マスクが息苦しくて苦手なんですが、私の友人はマスクマンにとっても興奮するそうです。
いろんな人がいますねぇ。
あ、でもマスクを着けた自分の顔って面白いから一度見てみるのも良いかもしれません。
私なんかは細い目が更に細く、線みたいになっちゃいます。
マスクを取ると、付けてる時の印象と違うので、相手がこっそり見せてくれた時とか、びっくりすることもありますよ。
良い意味でも、悪い意味でも…。
イケメンは大好きだが、死にたくはない。
イケメンを目で追っていたら、車にひかれそうになった─。
道路の交差点で、横を歩くイケメンに気を取られ、赤信号なのに直進してしまうところでした。
これまでにも何度かそんなことがあった。
このままいくと、いつか本当に事故にあってしまうかもしれない。
ほんと、気をつけなくちゃ。
イケメン─。
付き合ってはくれないくせに、
私を惑わせ苦しめる、憎らしい存在。
電車の中で、会社で、街中で、ジムで、飲食店で…
一気にたくさん現れないのに、
定期的にちょこちょこ出現するよね。
でも不思議なんだけど、そんなイケメンでも結婚指輪をしてるのを見つけると、一気にテンションが下がるんですよね。
あーあ。
つまんねーって。
何してくれてんだよって。
あれ、なんなんでしょう。
指輪をしてなくても、
何かあるわけじゃないのに!
そんな可能性ないのに!!
アイドルを追いかける人達も、
こんな気持ちなんですかねぇ。