LOVE BODY?
私が通うジムに、↑のようなファッションの女性がいるんですが、なんか、すごくエロいんです。
こーゆー服装って、海外ドラマとか、雑誌のターザンとか、ローラや中村アンとかだけの世界かと思ってたら、現実にいるんですね。
都心部のジムとか、ヨガスタジオとかだともっといるのかな。
しかもその子は顔も可愛くて、童顔なのに胸が結構大きくて、そんなかっこしてるもんだから、なんだかとっても魅惑的。エロい。
見ちゃう。思わず。
ゲイの自分でも見ちゃうんだから、ノンケ男子ならそりゃ気になるよねぇ。
ジムから出るとき、その子に「あんた素敵だよ!」って言いたかったけど、きっと通報されちゃうから、最後に一目見て帰りました。
人前に出せるお腹ってすごいよね。
自分なんて絶対に無理。
まぁ出す予定もないけども。
昔は体型のコンプレックスがいっぱいあってガチガチな私でしたが、ジムに通ったり食事量を調整して体型をちょっとずつカスタムしたり、加齢で色んなことを前ほど気にしなくなってきたこともあって、深く思い悩むことも減りました。
あの女の子まではいかなくても、もっともっと自分の体型を受け入れて、楽しめるようになりたいものです。
朝帰りもため息
先日のデートの話─。
その日は昼から出かけて、
お酒を飲んだ。
早い時間から飲むってほんとに最高。
しかも外で飲んだからなおさら気持ちいい。
そして夜は久しぶりに2丁目へ。
何軒か彼のよく行くお店をハシゴしたんだけど、昼から飲んでるからお互いふらふら。
かなり酔っ払ってるんだけど、
それでもなんとなくわかってしまうことがある。
脈が─ない─。
感じが悪いからとかじゃない。むしろすごく良い。優しい。
でも脈はない。
今まで何度も経験したこの感覚。
普段は地震に気づかないくらい鈍感なのに、細かな仕草や表情、雰囲気から感じとってしまう。
とても悲しいけど、ひーんって泣くほどでもない。
「あーあ」
これが1番近い感じかなぁ。
諦めのような、ため息のような。
最終的に彼の家に泊まったんだけど、
翌日用事があったので、
携帯のアラームで朝早く自分を起こした。
彼はアラームに動じず、ぐっすり眠っていて、彼の飼っている猫がそばに座ってた。
手を伸ばして撫でてみたら、気持ち良さそうにしている。
─ように見えたんだけど、突然シャッ!!って引っかかれてしまった。
少しずつ指に血がにじんでくる。
痛─。
猫の爪ってするどいんだなぁ。
静かに服を着て、何も言わずに去るのもアレだから、「じゃあ行きますね」って彼に言ったら、顔をちょっと上げて「あ。うん、また飲もうねー。」って。
それだけかぁ。
まぁ半分寝てるしね。
静かに玄関のドアを閉めて、マンションのエレベーターをくだり、外に出る。
どこだよここ…。
どうやって帰ればいいんだよ…。
グーグルマップを携帯で開きながら、
とぼとぼ歩き出す。
猫にひっかかれた指が、ずきずき痛い。
あーあ。
お腹すいたなぁ。
帰ったらちょっとだけ寝直そう。
音楽はフリカケだ!
日々の暮らしが白いご飯だとしたら、
音楽ってふりかけみたいなものだと思う。
いつもの道をとぼとぼ歩いているようなとき、ヘッドホンをして音楽を聴くと、その音楽次第で楽しい気持ちにも切ない気持ちにもなれる。
つまらない、同じ繰り返しの毎日でも、音楽があるから楽しくやっていけてる部分も大きい、と感じる。
今はアップルミュージックみたいな聴き放題の音楽配信サービスがあるおかげで、これまで自分が聴いてこなかったような音楽でも気軽に、手軽に聴いてみることができる。
音楽のジャンルの壁をスイスイ、泳ぐように超えていける。
偶然、知らなかった素敵な曲に出会えた時は本当に、本当に嬉しい。
自分の物差しだけで聴いてると、どうしても同じようなジャンルに凝り固まってしまいがちだから。
高校生や大学生の頃は、恋人から音楽の影響を受ける人がいつもうらやましかった。
自分も彼氏の影響でコテコテのアメリカンロックとか、パンクなんかにハマってみたかったなぁ。
その次の彼氏の影響で今度はテクノにハマったりしてさ。
まぁ単純に彼氏がいることが1番うらやましかったんだけど。
以前は趣味が音楽なんて言うと、「どれだけ詳しいの?」「どれだけ聴き込んでるの?」って迫られそうで、怖くて今までそんな言い方はしてこなかった。
でもある時読んだ雑誌の対談で、コピーライターの糸井重里さんが、好きなら好きで知識のレベルは関係なく、それでいいんじゃないか、みたいなことをおっしゃってて、ほんとにそうだなーって思ったんです。
ベストアルバムしか聴いたことなくたって、数曲しか知らなくたって、好きなら好きなんだし、それでいいよね。
モテとおしゃれ。どっちだ。どっちもだ。
前回のデートから約1ヶ月。
なんとか2度目にこぎつけた。
昼過ぎから会うのだけど、
明るいうちから会うのって、デートっぽくて嬉しい。
いつもの週末なら夕方まで寝て、ベッドの上でピザ食って、ゲームしてまた寝るところだけど、この週末は違う。
ああ、何を着ていこう。
暑いのか寒いのかわからないこの気候で、
一体何を着たらいいの。
ゲイのファッション─。
ストレートのファッションとは少し違った傾向やスタイルがありますが、よく言われるのが、"キメすぎない方がいい"ということ。
おしゃれしました!という感じよりも、自然体でラフな方がウケがいい。
後は相手の好みに合わせて、調整する。
私は普段ダークな色味が好きで、全身黒とか全然着ちゃうんですが、デートや出会いがありそうな場に行くときは、明るい色をあえて着たりします。
後、好み云々に加えて、体型をカバーしてくれるのも、服の大事な要素。
大きなお腹、華奢な胸、手術や傷の跡、首のシワなどなど、多くの人がどこかしら人に見られたくない部分があると思います。
私はふくらはぎが細いのがコンプレックスなので、短パンは絶対にはかない。たとえ夏でも。
ゆったりした、太めのパンツをはきます。
今は薄手で通気性が良いものや、くるぶしを出すくらいの丈のものも多いから、色々工夫してます。
ほんとはね、白シャツにシンプルな白スニーカー、これが1番無難だと思うんですよ。
白シャツはテカテカしたやつじゃなくて、カジュアルな素材のやつを、ジャストか少しゆとりのあるサイズで。袖は長袖。ちょっと暑くても腕まくりすれば良し。
白いスニーカーはごちゃごちしてない、シンプルなデザイン。
合わせるパンツは紺色か濃い色のデニムが良いと思います。
これだけで、清潔感は出るし、2箇所の白で着こなしが締まるし、爽やかで素敵に見える。着る側の年齢も問わないし、どの年代からもウケがいいと思う。
マッチョで体のラインを見せたい人はともかく、ほどよくハリと厚みのあるシャツは華奢だったり、だらしない体型をうまくカモフラージュしてくれる。
別に高いところで買わなくても、ユニクロだって全然なんとかなる。
…そんな言うなら、お前がその格好で行けよって感じですよね。
でももっと色んな格好もしたいじゃないですか。自分の好みも大事。
だから服選びはいつも、モテとおしゃれのせめぎ合いです。
明日は仕事を早く切り上げて、買い物にでも行ってみよ─。
叶わない恋から残ったもの
ノンケ(=ストレート)の男の子を好きになった、なりそうになったことって、ゲイの人なら一度はあるんじゃないかと思います。
私は高校生の頃、同じ学校の子に熱烈に恋してました。
寝ても覚めても頭は彼のことばっかり。
テストで赤点とって、補習の時間中でも彼のことばっかり。
でも男同士だから好きだなんて言えない。
気持ち悪いと思われたくない。
怖い。
この切ない気持ち、これが恋か。
なんてつらいんだ、恋は。
と、悲劇のヒロインのような気持ちで学園生活を送っておりました。
そんな中、当時は自分がゲイであることをまだ誰にも言っていなかったのですが、バイト先の女の子と、話の流れで恋愛の話になったことがあって。
色んな部分を曖昧にぼかしながらも、好きな子はいるが、相手に好きって言えない関係なんだと伝えたら、
「それ、生涯の恋人だね!」と言われた。
生涯の恋人?
何それ?
「ドリカムの吉田美和のソロ曲だよ。叶わなかった恋の相手を想い続ける曲」
「生涯の恋人」
この曲を知ってる人ってたくさんいますが、知らない人も意外にたくさんいます。
“静かに 静かに 積まれていく 生涯の恋”
切なくも優しい、大人の愛の歌。
私の片思いはこんな上品で控えめなものではありませんでしたが…
バイト先の子に教えてもらってから、今でも時々この曲と、この曲が入っているアルバム「beauty and harmony」を聴いてます。
他のアルバム収録曲も素晴らしく、数年後にリリースされた「beauty and harmony2」もとっても良いです。
(動画リンクを貼りたかったのですが、古い曲なので、良いものがありませんでした。)
最終的に、好きだったその子に告白しましたが、やっぱり?残念ながら、成就はしませんでした。
でもこの曲と同じで、好きだった人って、ずっと好きなんですよね。
この曲の最後みたいに、その子が人生をともに行く人と幸せでありますように、とは思えないけど、時々元気にしてるかなぁと思いだしたりはします。
あの頃感じた色んな切なさとかつらさが、少しでも今の糧になってるといいんだけど。
1つあるとすればこの経験が、もうノンケに恋しないための、巨大な鋼鉄のストッパーになってるかもしれませんね。
この頑丈なストッパーが、魅力的なノンケ男子たちからいつも私を守ってくれています。
銭湯はNOTハッテン、BUT交互浴
銭湯って好きですか?
私、20代くらいまでは、全然好きじゃなかったんですよ。熱いし。
長時間お湯に浸かってられないし。
ゲイの場合、ハッテン銭湯なんて言葉もあるくらいで、入浴以外に出会い、もしくはそれ以上の場になったりしてるところもありますが、私はそういうのは嫌ですね。
エロは論外として、出会いの場としてもまどろっこしくて。
視線を交わらせて、同じお湯の中で足先ツンツンみたいなのが、じれったくて、めんどくさい。
話すなら飲み屋の方がいいし、やるなら発展場の方がいい。
銭湯しか出会いのツールがない地域とかならしょうがないのかもですが。
そんな銭湯。
ウェブの記事で「交互浴」が良いと書いてあるのを読んでから、自分もやってみようと思って、最近近所の銭湯にちょくちょく通っているのであります。
この「交互浴」、スーパーざっくり言うと、"熱いお湯と冷たい水風呂に交互に入ることで、自律神経の働きが良くなって、風邪をひきにくくなったり、疲労が回復したり、寝つきが良くなったりする"そうなんです。
要はいいことがいっぱいあるみたいなんです。
「交互浴」で検索すると、詳しい説明や他の効能なんかも出て来ますので、ぜひ。
で。実際やってみると、確かに寝つきが良くなった気がする。風邪に強い体にもなってるんだろうか。
後、交互浴の最後は水風呂で締めるんですが、上がった後汗かかないから、服着るのもスムーズなんですよ。
汗かいてずーっと扇風機の前にいたり、汗かいた上から服着るの嫌なので、これはかなり嬉しいです。
昔は水風呂なんて絶対無理!そもそもなんであるの?いらないじゃん!って感じだったんですが、熱湯に使った後だと意外に入れるんですね、これが。
ただ、こーいう「体に良い」的なやつって、逆に体に悪いことが後になって証明されたりすることもあるから、そーでないことを祈ります。
10年後とかに"絶対にやってはいけない入浴法"なんかになっていませんように…。
寝言は寝て言えとはよく言ったもので
個人的あるあるなんですが。
「私の彼、ゲイの人に好かれるの」「私の彼氏、ゲイにモテるタイプなんだよね~」みたいなことを言うノンケ(=ストレート)女子に時々遭遇するんですが、その彼氏の写真を見せてもらったり、実物に会ったりして「ほんとだ!イケメン!」となったことがありません。
残念ながら、今のところ1度も。
可愛い系でもなければかっこいい系でもない。爽やか系でもなければ、イカニモ系でもない。もちろん私の好みでもない。
イケメンと言うより、むしろ平均より下のレベルじゃないかと思うくらい。
いったい誰にモテてるんだ。おい。
まぁ内面的な魅力に溢れた人なのかもしれないし、ゲイの世界は捨てる神なしと言うから、誰かしらのタイプではあるのかもしれませんが。
ウソをつきたくないので、「優しそうだねぇ」「まじめそうだねぇ」くらいしか、私にはリアクションできません。
疲れる。
あともう1つ。
携帯に入っている男性の写真を見せてきて、「ねぇ、この人のことイケる?」とか聞いてくる女の子、いませんか?
で、イケると答えると「え~そうなんだ~☆」「私の友達なのっ☆」とか言ってくる。
は?
それで終わり?
その子がゲイなわけでもなく、紹介してくれるわけでもなく、終わり?
すごく楽しそうにしてますけど、こっちは全然楽しくないですよ?
何なんです?
ほんと疲れる。